goliard  [n. ]

(12-13世紀ヨーロッパの)遊歴学者, 放浪学生, ゴリアルドゥス《各地を遍歴しながらラテン語の風刺詩を作ったり王侯の前で吟遊詩人・道化の役割を演じた》


印欧語根
gᵂelə-3 To swallow. 飲み込む、飲み下すこと. 1.のど、のど袋(jowl(2))。2.竜骨(keel(1))。3.食道, のど(gular)。4.飲み込むこと、大食家(glut, glutton)。




接尾辞
-ard 1 「過度に…をする人, 大いに…をする人」の意味の名詞を造る. 軽蔑的なことが多い. coward, sluggard など。異形 -art 
2 人名にも多くみられる Leonard, Richard など。
3 単に語幹を強調するために付加することもある standard, blizzard など。

(語源)フランク語で人名の語尾として使われた語尾 '-ard' に由来して、古期フランス語、中期英語を経て現代に至る。(古期高地ドイツ語群にみられる人名, 例えば 'Bernhart'(フランスでは 'Bernard'), の'-hart' は 「強い、丈夫、たくましい(hard)」という意味を添えている。)

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